荷重 10回転球固定球1770rpm×10秒で回転させ、鋼球同士が融着した際の荷重を計測します。●耐摩耗性能 摩耗痕径1200rpm×40kgf×75℃×1時間で回転させ、試験後の鋼球についた摩耗痕径を算出します。●フレッチング試験●拡散性試験●蒸発量試験●銅板腐食試験●混和安定度試験 などグリースが入ったベアリングロードセル摺動方向荷 重ロードセルグリースロードセル摺動方向■高速四球試験(ASTM D 2596)鋼−鋼におけるグリースの極圧性能や耐摩耗性能を評価する試験です。試料容器に三個の鋼球を固定し、グリースで満たします。固定球の中心に一個の回転球が三点で接触している状態で荷重をかけ、回転球を回転させて試験を行います。●耐荷重性能試験 融着荷重(WL)■その他の試験●見かけ粘度試験●シェルロール試験●軸受防食性試験●酸化安定度試験●対樹脂、対ゴム適合性試験●塩水噴霧試験■低温トルク試験(JIS K 2220 18)グリースの低温性能を評価する試験です。ベアリングにグリースを充填し、試験治具に取り付け、規定の温度(−40℃or−30℃)で回転させた際の起動トルクと一定時間経過後の回転トルクを測定します。低温時のグリースの動きやすさを表す指標になり、寒冷地でのグリースの使用温度の下限の目安になります。■往復摺動試験グリースの潤滑性を評価する試験です。荷重をかけた状態で板をスライドさせ、球にかかる力を測定することで摩擦係数を算出します。摩擦係数が低いほど潤滑性が優れることを示します。
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