9グリースが入ったベアリングモーターヒーター&ポンプ外 観半流動状半流動状軟質やや軟質中間やや硬質グリース垂直に5秒間進入させる5秒で進入した深さ(mm)×10=ちょう度5秒後ふた円錐状金網グリースビーカー分離した油JISちょう度分類000号00号0号1号2号3号ちょう度(25℃)445〜475400〜430355〜385310〜340265〜295220〜250■ちょう度試験(JIS K 2220 7)グリースの硬さを評価する試験です。右図のように容器に入れたグリースに円錐を5秒間進入させ、その後進入した深さからちょう度を算出します。 ちょう度の数値が大きいほどグリースが軟らかいことを示します。■離油度試験(JIS K 2220 11)グリースから油分が分離する度合いを評価する試験です。右図のような円錐状の金網にグリースを10g入れ加熱し、滴下した油分を測定することで、グリースから分離した量を計測します。 数値が小さいほど分離しにくいグリースになります。分離しやすいと使用中に油が垂れたりにじんだりする原因になります。■滴点試験(JIS K 2220 8)グリースの耐熱性を評価する試験です。グリースは加熱すると軟化し、ある温度に達すると流動状になり、滴下します。その温度を滴点といい、グリースの使用温度の上限の目安になります。 左図のカップの中にグリースを入れ、徐々に加熱をしていきます。増ちょう剤が融解し、カップの穴から油が垂れたときの温度が滴点になります。■水洗耐水度試験(JIS K 2220 16)グリースの耐水性を評価する試験です。グリースを充填したベアリングを600rpmで回転させ、38℃or79℃×1時間にて、規定量の水を噴射し、グリースの質量変化を測定します。グリースの評価試験
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